離婚でのお金の取り決め
今は「バツイチ」なんて言葉も市民権を得ています。
バツイチなんて ぜんぜん珍しくないほど
離婚が多い世の中になってきています。
離婚する夫婦の婚姻期間は大体どれくらいだと思いますか。
多いのは、結婚5年未満の離婚であり、結婚の理想と現実が
違ったということが多くの理由でしょう。
そうして、近年増えているのが婚姻期間20年以上の熟年離婚です。
夫の定年退職を機に、残りの人生を夫のためではなく
自分の為に使いたいと思う女性が増えてきて、熟年離婚が増えているのです。
ですから、離婚する夫婦の婚姻期間は5年未満と短いか、
20年以上と長いかの両極端にあると言えるのです。
離婚をすると今まで我慢してきたことから開放されて、
新しい人生が待っていると考えるでしょうが、
実際には生活が困難になる場合が多いようです。
男性側での困難は、身の回りの世話をしてくれる人がいなくなるので
生活をしていくうえでの困難を感じ、
女性側は金銭面での困難を感じるようです。
ですから、女性が離婚を考える場合は、
離婚後の金銭面のこともきちんと考えて、
離婚の話を進めていったほうが良いでしょう。
離婚には慰謝料や財産分与、養育費など様々な
お金に関することを取り決めていかなければなりません。
そのうちでも慰謝料や財産分与は まとめて支払われるので
「一時金」と呼ばれ、養育費は定期的に支払われるもので「定期金」と呼ばれています。
これらの金銭面での取り決めはきちんと書面に残しておきましょう。
そうでないと、養育費など最初はきちんと支払われていたのに、
途中から支払われなくなったりする場合が多いようです。
離婚時には若干情が残っており、その優しい気持ちから
書面に残さなかったことで、離婚後、後々、自分の生活が困難になることもあるのです。
金銭面に関してはとてももめるところだと思うので、
だからこそ、きちんと決められた事は書面に残しておきましょう。